生まれながらに非常に高い魔力と魔法適性を持って生まれた少女、エリーゼ。
彼女は未来の聖女候補として強制的に協会に連れていかれ、親と離れ離れの生活を送りながら成長していった。
その心に親と引き離された寂しさを抱えつつ、教会の教えに従って成長した少女は、
いつしか人々から『稀代の聖女』と呼ばれ、崇められるようになっていた。
その少女は、ある年齢を迎えたことで、正式な聖女として認められる為の試練へと赴くことになる。
その旅の同伴者に選ばれたのが貴方。
エリーゼがまだ小さかった頃、寂しさの余りに親元に帰ろうと教会を飛び出した彼女が
魔物に襲われかけていたところを命がけで助けたことで、絶大な信頼と好意を寄せられるようになり、
本人の懇願もあって、今に至るまでエリーゼの話し相手として同じ時間を過ごすようになっていた。
そのような経緯もあり、貴方は今回の彼女の試練に、ただの見習い剣士でありながら、
唯一信頼できる男性という理由で、彼女から試練の同行者として、懇願される形で指名を受ける。
『なんでこの男が、稀代の聖女の同伴者なのか…?』
そんな視線や陰口を周りの人々から集めつつ、あなたはエリーゼとの旅に出ます。
その試練の先に、普段ならいないはずの強大な魔物がいるとも知らず…。